楽器演奏をまたしたい!

島村楽器のお題「楽器に関する思い出」

物心がついてから最初に出会った楽器は
ヴァイオリンでした。
近所の教会に先生が教えて来てくれていたので
習う事ができ、最初のヴァイオリンも先生が手配して下さいました。
生徒さんが使用していた物を安く譲って下さったのです。
子供の成長と共にサイズが変わるので
こうしたシステムは良いと思います。
ヴァイオリンはピアノと違って使えば使うほど味が出てきますし。

大人サイズの4/4になるまでに3つのヴァイオリンと出会いました。
今、家にあるのは2本だけです。
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将来は音大に入りたくて、高校受験も音楽科を受験しました。
でも駄目でした。。。
もし受かっていたら今の自分はいないと思います。
一体どんな大人になっていたのか自分でも想像がつきません。

高校時代にも音大を目指し、2年生の時から
目当ての大学の夏期講習にも通いました。
親不孝です。。。
自分の才能のなさに気付き、習う事自体を止めてしまいました。
趣味程度に続けていたらなぁと後悔しています。

普通、10年習えばいっぱしの曲は弾けるようになるそうですが
わたしはメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲も
チゴイネルワイゼンも弾けません。
最後の発表会の為に暗譜をしたのは、
ベートーヴェンのスプリング・ソナタ第一楽章でした。

環境も悪くて、わたしが弾くと祖父や父が
「また新聞を引き裂いてる」と言って笑いました。
確かに酷い音だったとは思うのですが心が傷つきました。
弾く事は少なくなりギターのように持って爪弾くようになりました。
だから弓は苦手です。
本当に上手い人は弓使いに長けた人だと思います。

ヴァイオリンを習っていて楽しかった事は
クラッシックの良い音楽との出会いと
練習や発表会の時に他の生徒さんたちと会える事。
年に一度の発表会の時に洋服を新調して貰えた事。
楽譜が少し読めるようになった事。
有名ではないけれど優しい良い先生に出会えた事。
老後の楽しみとして、また習い始めたいです。

自分の子供にも絶対にピアノとヴァイオリンは
習わせたかったなぁ。
自分の叶えられなかった夢の達成という意味ではなく
合奏ができる家族が夢です。