ヒトゴロシの夢

原因はわからない。    
ガソリンに水を入れると猛毒になるので
嫌いな女性に飲ませて殺した。

急いで現場を離れた。
帰宅途中で母に会った。
わたしは持っていた2鉢の猫の草と何かを彼女に渡し
すぐに隠すように指示をした。

母は、ただならぬわたしの様子に全てを察した。
落ち着いてから猫の草を取りに行くと
母は慌てて猫の草まで隠してしまったようなので
少し離れた温室まで取りに行った。
鉢は2つ共、空になっていたので
わたしは母に怒った。

場面は変わり、わたしは大洪水の大きな流れの中の
中州に取り残されていた。
水面にワニが沢山集まって来ており、
わたしや他の人々を襲おうとしていた。
水はもう島の淵を舐めていた。

わたしはワニのいない場所を探して
水に入って渡ろうと思った。
少し離れた場所に人が輪になっていたので
その上に飛んで、岸に着地をした。
他の人々もその方法で渡ればいいのにと思った。

家の中から流れを見ると、輪になっていた人々も
ワニに襲われてしまっていた。
先代の猫が水の中にいた。
わたしは大声で名前を呼んだ。
凄く心配でハラハラしたが
彼女はワニをもかわして
無事に家に戻ってきた。

びしょびしょの彼女を抱いて
ひと部屋で温めようと2階に上がった。
暑い季節だったので、窓は全部開けられていた。
わたしは片手で彼女を抱きながら
昔ながらのガラス戸を閉めて回った。

最後の窓を閉める時、わたしの心配した通り
猫はわたしの手をすり抜けて
ガラス戸の外の格子の向こうに逃げて行ってしまった。
今度こそ死ぬかもしれないと思い、
わたしは泣きながら彼女の姿を探した。

猫はまた水の中にいた。
何とか戻って来たのでまた2階に連れて行き
窓を閉めた。

後ろから肩を抱かれた。
それは好きな人ではなかったようだった。
目を覚ますと猫が身体の上に乗っていた。

ガソリンの件は、前日ニュースで
ある事件を見たので、その影響だと思います。
大洪水は東北大震災の津波に飲まれた町の風景のようで
怖かったです。
ワニはなぜ出て来たのかわかりません。
うつ伏せ気味に寝ていた背中と肩に
猫の体重がかかって気持ちが良かったです。

とまちんち
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