The Children of the Marshland
クリクリのいた夏(Les Enfants du marais)
1999年 フランス
監督:ジャン・ベッケル
「殺意の夏」繋がりで、タイトルも「沼の子供たち」という
諸星大二郎先生の漫画のタイトルと同じだったので
観ました。
内容は全然違う物でした。
退役してきたガリスは、ある沼のほとりの小屋に住む
老人に招き入れられた。
老人は家をガリスに譲り亡くなった。
沼の近所の小屋に住むリトンは、ガリスの仕事仲間だった。
妻に去られて女性と暮らし3人の子供をもうけていた。
その子供の一人がクリクリという少女だった。
映画は彼女のナレーションで綴られ当時の思い出を語る。
街ではなく沼地の小屋で暮らしている人たち、
かつてはそこに住み、くず鉄拾いで財を成した
大金持ちの老人ぺぺなど、この映画では
お金持ちが概ね親切で彼らの事を差別せずに
近づいていくのが良かったです。
大酒飲みで何をやらせても駄目なリトンの
尻拭いばかりの生活に嫌気がさしたガリスも
なんだかんだ言って彼の事が憎めません。
感動というわけではなく、ただただよかったなーという
嬉し涙が出る映画でした。
エスカルゴ取りとか蛙釣りとかの場面は
珍しくて良かったです。
沼や森にはお金が落ちている。
当選!
どうもありがとう!!