一番好きなお勧めの本

今週のお題「心に残った本」

何度もあちこちに書いているのですが
サン・テグジュペリの「星の王子様」が好きです。

最初の出会いは中学時代の国語の教科書でした。
子供が「転校生が来たよ」と言うと
大人は「お父さんの職業は?」とか
「収入は?」と聞き、その子がどんな子であるか
興味がないみたい。

象を飲みこんだ恐ろしいうわばみの絵を描くと
大人は「帽子の絵」と言う。
大人は本当の事をわかっちゃくれない!
これが思春期のわたしにはぐっと来て
早速書店に走りました。

教科書に載っていた内容とは全く違い
童話のような内容にびっくりしました。
本もまた結構高価でびっくり。。。

高校時代の読書感想文も「星の王子様」でした。
クラスメイトは読んだ事もないくせに
タイトルだけで笑いました。
現国の教師だけは、その本の事をちゃんと知っていたので
皆を制しました。
わたしの感想文で一人でも多く、この本に興味を
持ってくれたらいいなぁと思いました。

大人になって改めて読んでみると
星の王子様とバラの関係は、まるで男女の関係のようで
色々な星でのエピソードに、表面だけの意味と
奥底に込めた意味がある事に気づき
大人のための童話だと言う事がわかりました。

読むたびに涙してしまう、汚れた心を洗い流してくれる、
そんな一冊です。